◆肺結核について
みなさんおはようございます。
豊田市のマッサージ店 ケイロウ 豊田西ステーションの松尾です。
■加齢や疫病によって免疫が低下すると暴れ出す結核
結核を発病した人のくしゃみやせきが空気や飛沫によって肺の中に侵入し、炎症を起こす疫患。
潜伏期間が半年~2年と長いため、感染に気付かない場合がほとんど。
また、感染した人すべてが発症するのでなく、実際に発症するのは約1割程度。
免疫力や抵抗力が低下していると発症しやすい。
法定伝染病であり、免疫力の衰えた高齢者にいる施設などでは感染が拡大しやすいため、注意を要する。
■症状
●発熱 ●発汗(寝汗) ●せき ●たん ●体重の減少 ●倦怠感 ●食欲不振(重篤化) ●喀血 ●血痰 ●胸痛 ●呼吸困難
■治療法
薬物療法:抗結核薬の投与
※栄養価の高い食事と十分な静養を行い、免疫力や抵抗力を養う
■高齢者には注意が必要です!
①高齢者は症状が乏しく、食欲不振、体重減少くらいしかないこともあるので、日ごろから注意して観察する
②病状が治まっても、再発防止のために一定期間の服薬が必要になる。薬の飲み忘れや自己判断で服薬をやめてしまうと、薬の効かない菌(耐性菌)が残り治療が困難になるので、しっかり服薬管理を行う
■アセスメントのポイント
●排菌(他に感染させる状態)はあるか
●肺結核によるADL低下はどの程度か
●服薬状況はどうか
■亀じろうケアプラン作成のツボ
今後の見通しと支援
排菌が認められる場合は隔離が必要となり、専門の医療機関への入院治療が必要です。
高齢者では、合併症であると十分な治療ができないことも少なくありません。
■日常生活の留意点
●初期症状は、風邪と似ています。2週間以上続くせきや微熱があれば、肺結核を疑いましょう
●薬は、医師の処方に基づき決められた用量を決められた期間にしっかりと服用できるよう支援しましょう
●免疫力が低下しないように、バランスの良い食事と十分な睡眠、適度な運動が大切となります
■医療連携のポイント
●感染リスク、感染予防の対応について確認
●投薬終了後も定期的に検診
■副作用・治療の影響
●薬の服用を医師の指示なく止めてはならない。結核菌が耐性菌となり完治が困難になる
■使える制度
●感染症法による結核の公費負担制度
以上です。
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