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豊田西ステーション

◆誤嚥性肺炎について

2017年10月17日

みなさんおはようございます。
豊田市のマッサージ店 ケイロウ 豊田西ステーションの松尾です。




■高齢者の肺炎の多くは、誤嚥による肺炎

誤嚥性肺炎は、細菌が唾液や胃液と共に肺に流れ込んで生じる肺炎です。

飲み込む力(嚥下機能)が低下した高齢者に多い。高齢者の肺炎の70%以上が誤嚥に関係している。

再発を繰り返す特徴があり、それにより耐性菌が発生し、抗菌薬治療に抵抗性を持つことがあります。

そのため、優れた抗菌薬治療が開発されている現在でも治療困難なことが多く、高齢者の死亡原因となっている。

誤嚥性肺炎を予防するためには、飲み込みやすい調理の工夫や、食事の前に嚥下の状態を改善するための嚥下体操を行う必要がある。

飲み込みやすくなる工夫としては、むせやすい液体にとろみをつける、嚥下の状態に応じて食事をきざみ食、ミキサー食、ペースト状などにする。




■こんな症状ありませんか?

高齢者には注意が必要です!

①症状があまり出ないため、「いつもより元気がない」「食欲がない」程度の症状でも注意が必要

②寝ている間などに唾液などが入り込む「不顕性誤嚥」も多い




■治療法

●薬物療法:抗生物質の投与

●禁食 ●点滴 ●栄養、水分の補給

※予防や再発防止のためには、食前食後に口腔ケアを行い、口腔内の細菌を減らす

KEiROWの誤嚥防止訓練は、医学部・歯科医師と連携しています。

詳しくはこちら
http://www.keirow.com/entre/


■アセスメントのポイント

●食事の摂取量と栄養状態の確認

●嚥下機能と可能な食形態はどうか

●今後の胃ろう造設の可能性などに関する意思確認




■亀じろうケアプラン作成のツボ

今後の見通しと支援

誤嚥性肺炎は高齢者に多く、再発を繰り返しやすい。

誤嚥防止や感染リスク軽減、嚥下リハビリテーション実施など多方面からの働きかけが重要。

誤嚥を繰り返す場合は、胃ろうなどによる経管栄養も考慮。




■日常生活の留意点

●誤嚥しにくい食形態(とろみをつけるなど)の工夫が必要

●食事の際は、可能なかぎり座位(起座位)で頭と身体をわずかに前に傾けるなど、姿勢に気をつける。また、食事中はテレビを消すなど食事に集中できるようにしましょう

●口腔内の細菌を減らし清潔に保つため、毎食後の口腔ケアを行う

●嚥下リハビリテーションにより、嚥下機能の改善を図る

●胃液の逆流を防ぐため、食後はできるかぎり座位を保つ

●痰の増加、痰の色の変化、血中酸素濃度が低いような場合は、誤嚥性肺炎発症のおそれがあり、早急に医療職への報告や受診が必要




■医療連携のポイント

●食事形態、食事介助の注意点についての確認

●喀痰(かくたん)吸引の要否について確認

●言語聴覚士との連携による嚥下リハビリテーションの評価

●歯科医師との連携による嚥下状態の観察と評価




以上です。

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