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豊田西ステーション

◆甲状腺機能障害について

2017年10月07日

みなさんおはようございます。
豊田市のマッサージ店 ケイロウ 豊田西ステーションの松尾です。




■甲状腺ホルモンの分泌異常による内分泌疾患

甲状腺から分泌される甲状腺ホルモンが、過剰であったり不足したりしていることによって起こる疾患。

過剰な場合を甲状腺機能亢進症、不足の場合を甲状腺機能低下症として区別する。

原因としてはバセドウ病(亢進症の原因)や橋本病(低下症の原因)などの自己免疫疾患や、ヨウ素摂取の過不足がある。

また、何らかの疾患で甲状腺を摘出したり、放射線で甲状腺機能を廃絶したことで甲状腺機能低下症が生じる。




■症状

【甲状腺機能亢進症】●甲状腺腫 ●頻脈 ●動悸 ●息切れ ●疲労感 ●発汗過多 ●体重減少 ●眼球突出(バセドウ病による)

【甲状腺機能低下症】●びまん性甲状腺の腫大 ●疲労感 ●倦怠感 ●気力の低下 ●皮膚の乾燥 ●冷感 ●体重増加 ●便秘 ●過多月経 ●むくみ ●脱毛 ●声のかすれ(嗄声)




■治療法

薬物療法:甲状腺ホルモンの分泌抑制あるいは代謝促進を図る。甲状腺機能亢進症では、放射性ヨードを投与することもある

食事指導:甲状腺ホルモンの産生にかかわるヨードを含む食品を、亢進症ならば抑制し、低下症では補給するようにする



■高齢者には注意が必要です!

①甲状腺機能亢進症では、体重減少と疲労感が最多とされる

②甲状腺機能低下症では、物忘れや錯乱など認知症を思わせる症状が出現することもある




■アセスメントのポイント

●服薬状況の確認

●1日の活動状況はどうか

●甲状腺機能障害以外の疾患はあるか



■亀じろうケアプラン作成のツボ

今後の見通しと支援

甲状腺機能亢進症では、適切な薬物治療を行っていれば、甲状腺の機能が著しく亢進している場合を除いて、疾患に伴う生活上の制限や厳しい食事制限はありません。十分な栄養と休息でストレスをためないよう支援しましょう。



■日常生活の留意点

●甲状腺機能が亢進している間は、心臓に負担がかかるため、ある程度活動を制限する必要があります

●十分な睡眠や休養を摂り、ストレスをためないようにします

●甲状腺機能に悪影響を与えますので禁煙をすすめましょう

●ヨードの過剰摂取は甲状腺の機能を弱めることがあります。甲状腺機能低下症でも、昆布などヨードを多く含む食事の摂り過ぎには注意します

●薬物治療は重要です。しっかりと服薬ができるよう支援しましょう

●高齢者では認知症が現れることがあります。治療により改善しますので、アルツハイマー型認知症などと間違えないよう注意します




■副作用・治療の影響

●甲状腺機能低下では、肝機能障害を起こす頻度が上がり、また薬物の副作用により肝機能低下が起こることがある


以上です。

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