◆脳内出血について
みなさんおはようございます。
豊田市にある訪問マッサージ ケイロウ 豊田西ステーションの松尾です。
■出血部位によっては致命的となる脳血管疾患
脳内出血とは脳内の血管が何らかの原因で破れ、脳の中(大脳、小脳及び脳幹)に出血した状態をいいます。
出血することで、激しい頭痛を始めとする様々な症状をきたし、出血する部位により被殻出血、視床出血、大脳皮質下出血、小脳出血などに分類されます。
このうち視床出血は高い死亡率を示し、一命を取り留めても後遺症が残ることが多いとされます。
原因としては、急な寒さへの曝露、ヒートショック、ストレス、喫煙、アルコール、塩分、肥満、運動不足など様々な要素が挙がるが、高血圧によるものが全体の6割を占め最多とされます。
また入浴、興奮、排便など血圧が上昇する際の発症も多い。再発を防ぐためにも、血圧の管理が重要です。
■症状
●激しい頭痛 ●嘔吐 ●めまい ●麻痺 ●しびれ ●大きないびき
■治療法
薬物療法:血圧を下げる降圧剤を用いる。また脳の浮腫を取る脳圧降下剤を併用する場合もある
手術:血腫が取り除けそうな場合に行う
リハビリテーション:後遺症に対して行う
■高齢者には注意が必要です!
①加齢で血管がもろく破れたり、脳アミロイド血管症による脳出血が増えるため、血圧が正常な人でも可能性はある
②近年では高齢者の視床出血が増加中という報告もある
■アセスメントのポイント
●麻痺などの合併症、後遺症の程度の把握
●食事、入浴、着脱、排尿動作の自立の程度
■亀じろうケアプラン作成のツボ
今後の見通しと支援
生活機能の改善と再発予防のためのアプローチは脳梗塞と同様ですが、高血圧のコントロールがより重要。専門職によるリハビリテーションのほか、通所サービスや日常生活での運動も取り入れていきましょう。
■日常生活の留意点
●毎朝起床後に、血圧と脈拍を測るなどの定期的な血圧管理を徹底しましょう。
●食事は減塩、高たんぱく食とし、過食とならないようにしましょう。喫煙、飲酒も控えましょう。
●入浴の前後は、血圧の変動が激しくなります。お湯の温度は38~40℃位と低めに設定し、特に冬場は、脱衣所や浴室を温め温度差を少なくするなど配慮しましょう。
●昼間や活動時は血圧が高くなるので注意が必要。
■医療連携のポイント
●降圧目標値を医師に確認
●リハビリテーションの評価
■副作用・治療の影響
カルシウム拮抗薬は、グレープフルーツとの食べ合わせに注意が必要。
■使える制度
●介護保険の特定疾病 ●身体障害者手帳 ●障害年金 ●医療保険による訪問マッサージ
以上です。
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