◆COPD患者様について
みなさんおはようございます。
豊田市にある訪問マッサージ ケイロウ 豊田西ステーションの松尾です。
■COPD患者の90%が喫煙者
慢性閉塞性肺疾患(以下、COPD)は、タバコの煙を主とする有毒物質を長期間吸入することによって生じる肺の炎症による病気です。
主に肺胞系の破壊が進行して気腫型(肺気腫病変優位型)になるものと、主に気道病変が進行して非気腫型(気道病変優位型)になるものがある。
最大の原因は喫煙であり、喫煙者の15~20%がCOPDを発症する。
タバコの煙を吸入することで肺の中の気管支に炎症が起き、せきやたんが出たり、気管支の狭窄によって空気の流れが低下。
また、気管支が枝分かれした奥にあるぶどうの房状の小さな袋である肺胞が破壊されて肺気腫になると、酸素の取り込みや二酸化炭素を排出する機能が低下する。
COPDではこれらの変化を併せもっており、破壊された細胞組織は治療しても修復できない。
喫煙のほか、ハウスダストや大気汚染なども一因。
■症状
●せき ●たん ●息切れ ●労作時呼吸困難 ●重篤な呼吸障害 ●喘鳴や発作性呼吸困難など、喘息のような症状を合併する場合もある
■治療法
薬物療法:気管支拡張薬や吸入ステロイド薬の投与
呼吸リハビリテーション:(口すぼめ呼吸や腹式呼吸などの呼吸訓練・運動療法・栄養療法など)
■禁煙指導
高齢者には注意が必要です!
在宅酸素療法を行う際は、近くに消化器を常備。火気のそばで酸素吸入を行うと火事や爆発を誘発するため、酸素吸入をしながら喫煙しないように徹底
■アセスメントのポイント
●COPDによりどの程度ADLが低下しているか
●体重、栄養状態はどうか
●呼吸リハビリテーション実施による生活機能改善の見込みはどうか
■亀じろうケアプラン作成のツボ
今後の見通しと支援
全身性の疾患で、他の疾患を合併すると経過が悪くなる。
禁煙、感染予防、栄養・食事指導、運動習慣などの生活指導が重要。在宅酸素療法の実施では、医療サービスを導入し、支援を行う。
■日常生活の留意点
●治療のためには禁煙が必要。禁煙治療には医療保険が適用される
●感染により重症化。肺炎球菌ワクチン、インフルエンザワクチンの接種が有効な場合もある
●症状にあわせて、毎日15~30分くらいの軽い運動(ウォーキングなどの有酸素運動)を取り入れ、抵抗力をつけましょう
●呼吸器リハビリテーション(口すぼめ呼吸、腹式呼吸など)を専門職と連携し取り入れましょう
■医療連携のポイント
●呼吸リハビリテーションの評価、生活機能の改善の予測
● 在宅酸素療法実施時の注意事項の共有
■副作用・治療の影響
気管支拡張薬の抗コリン薬の使用では、前立腺肥大のある人は排尿困難が、緑内障の人では症状が悪化することも。
■使える制度
●インフルエンザワクチン(予防接種法に基づく定期接種)
●肺炎ワクチン(任意接種)
●介護保険の特定疾病
●身体障害者手帳
●障害年金
以上です。
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